Nuclear
Power
原子力発電事業

How to

原子力発電とは

原子力発電とは、水の入った原子炉の中でウランおよびプルトニウムが核分裂するときに発生する
熱を利用し蒸気を作り、蒸気でタービンを回して電気を作る仕組みのことです。
※蒸気でタービンを回して発電する仕組みは、石炭や石油、天然ガスを燃料に発電する火力発電と同様です。

原子炉内ではウランおよびプルトニウムの核分裂によって発生した熱が燃料をとりまく水に伝えられ、これを高温・高圧の蒸気に変えます。この蒸気は、主蒸気配管を通ってタービンに送られ、タービン軸に直結した発電機を回して発電します。

タービンを回し終えた蒸気は、復水器内で冷却され、水となって再び給水ボンプにより原子炉に戻されます。また、復水器で蒸気を冷却する冷却水には海水を使います。

※海水は管を介して蒸気を冷却するため、
海水に原子炉の蒸気が混ざることはありません。

そして、原子炉の起動・停止は制御棒の出し入れによって行います。原子炉の出力を変えるには、原子炉内蔵型再循環ボンプモータの回転数を変化させて原子炉を流れる水の量を変化させる方法と、制御棒の位置を調整する方法があります。

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大間原子力発電所の建設業務

電源開発株式会社(J-POWER)が建設を進めている大間原子力発電所計画に協力しています。現地に事務所を設置し、建設工事の一翼を担うとともに、工事中の環境保全のための監視業務を実施しています。さらに、運転開始後の発電所運営業務にも協力する予定です。

設備設置工事

電源盤や500kv送電線の引留鉄構、各種タンクなど、電気設備・機械設備の設置工事を行っています。

設備保守・運転補助

発電所の運転開始後は、機械設備、電気設備、計装設備の保守業務、薬品受け入れなどの運転補助業務を担います。

環境モニタリング

プラント内外の環境測定(大気、水質、気象、他)や、環境放射線のモニタリング業務を行っています。

放射線管理

発電所の運転開始後は、放射線管理区域の作業環境や個人被ばくの管理業務を行います。

水質管理

発電所の運転開始後は、プラント内の水質管理業務を行います。

  • ※原子炉冷却材を除く。