守り続ける日々が、

自分自身を強くする。

磯子火力運営事業所でプラントオペレーターとして働いています。オペレーターの責務は、プラントの安定運転状態を保つこと。そのためには設備の仕組みや配管のつながりなどを広く把握していなければならず、入社以来勉強を重ねています。
オペレーターになるには、定例作業などの現場対応や設備パトロール、その他異常発生箇所の確認などを行うサブオペレーターとしての経験と、オペレーター研修期間を経る必要があり、私がオペレーターとして独り立ちしたのは2024年。まだまだ経験不足を痛感しますが、これまでの経験を活かしてサブオペレーターに的確な指示を出せるよう努めています。

プラントは基本的にコンピュータによって安定的に運転できるように制御されています。そのためオペレーターの仕事には「トラブルを未然に防ぐ」こと、そして「異常発生時の被害を最小限に抑えること」が求められます。
オペレーターの本領が発揮されるのは、トラブル発生時をはじめ能動的に動く必要がある場面です。これまでの過去事例を参考にする場合もありますが、スピードが求められる場面で一番の拠り所となるのは、自分の知識や経験。昨年度担当した3ヶ月に渡る発電所定期点検では、普段は意識しない設備や機器に触れることとなり、自分の力不足を痛感するとともに、大きな学びを得ることができました。日々学びを深め、緊急時対応で力を発揮できた時、この仕事のやりがいを感じます。

オペレーターは少人数班で構成され、日々一緒に仕事をします。そのため、班員同士で円滑なコミュニケーションが取れていないと、重要な場面でのトラブルにつながりかねません。日々の挨拶をきちんとする、わからないことは自分から質問する、といった基本的な姿勢がある方と働きたいと思います。
発電所に関する専門的な知識は、入社後の勉強で問題ありません。まずは「これは自分で解決できるのか」「誰に聞くべきなのか」といった判断力を持っていれば大丈夫です。みんな温かく見守り、丁寧に教えてくれる方ばかりなので、安心してください。

社会の根幹を支える仕事に携わることを誇りに思っています。それを実感するのは、日々の発電量を数値で確認する時。発電量は社会需要に応じて時間帯ごとに設定されているのですが、夕方から夜にかけては発電量が増え、「みんながこの時間帯に電気を必要としているのだな」と身に沁みて感じます。この発電所が正常に稼働しなければ、首都圏の電気が停まってしまうかもしれない。だからこそ「絶対に止めてはならない」と決意を新たにする瞬間です。